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小学生でもわかるカスタム・ダイヤモンド(後付ダイヤモンド)

こんにちは、高田屋の森田です。以前に腕時計の『カスタム仕様』のお話を致しました。

カスタム仕様とはオリジナルの形に後から自分の好きなデザインを施すこと

 施す内容の多くは、「ダイヤモンドセッティングのないモデル」に「ダイヤモンドセッティングモデルのオリジナルのようにダイヤモンドをセッティングして、あたかもそれがダイヤモンドセッティングのモデルのごとく、仕上げる」といったものです。当然ですが、ダイヤセッティングモデルは、無いモデルよりも、とてもお高いお値段になります。ダイヤモンド無しを購入したのにもかかわらず、あたかも有りを購入したかのように見せる「けしからん」という行為です。オリジナルにもないデザインを独自に付け加えるならば、「その人のオリジナリティーだね~」って思えます。が、値段が高いダイヤセッティングと全く同じように施す事を「カスタム」という言葉で正当化するようなことはいかがな事かと思いませんか? プンスカプンスカ

 25年ほど前は、そのようなカスタム(後付)ダイヤモンドセッティングは、すぐ分かるほど雑で、ダイヤモンドの品質も粗悪なものが使用されていました。しかーし、技術の向上の目まぐるしさといったらパナイですね。(むかちゅく)最近のダイヤモンドセッティングは非常に美しく留められ、また形や色がそろったダイヤモンドを使っています。キレイなダイヤモンドを使用しているなら「カスタム」されたと言ってもお高いのでしょう?…と思いますよね! ちがうのです!!!!

 最近のカスタム(後付)セッティングに使用されているダイヤモンドの多くは、〇国が大量に作っている「合成ダイヤモンド」です。色や品質、大きさを比較的統一させた合成ダイヤモンドが安価で用意できるそうです。もちろん、ブランドの留めの美しさとカスタム(後付)留めの違いは当然ありますが、よく見ないとわからないものが多くなってきています。恐ろしい…。

 しかし「猿でも・・・いや小学生でもわかる違い」がある腕時計がございます。そのブランドはかつて一世を風靡(ふうび)した「フランク三浦」じゃなくwww【フランクミュラー】です。
 

 大流行したときは、カスタムダイヤモンド(後付ダイヤモンド)されたフランクミュラーの腕時計が本当にいっぱい出回っていました。 

イエローゴールドやホワイトゴールドモデル、ステンレスモデル…。なんでもかんでも後からダイヤモンドをセッティングしまくっておりました。

 では、どこを見ればわかるのかをお話いたします。多くの腕時計は、裏蓋に型番や固有番号が刻印されています。この刻印が一切ないのは、パテック・フィリップです。が、それはさておき「フランクミュラー」も下の写真のように型番や固有番号が刻印されています。(見えづらいですが…がんばって目を凝らしてください)

一番下に「1752 B QZ」と見えるでしょうか?これは「1752」というモデルの「QZ」←クォーツ(電池時計)ということです。表の顔は↓こちらです。

次に下の裏蓋の型番を見てみましょう。
一番下に記載してある「LONG ISLAND」(ロングアイランド)というモデルの「952 QZ D1R 」という型番になります。先と同様、「QZ」はクォーツ(電池時計)という意味です。ではその後の「
D1R」の「D」は、下の2枚目を見てもらったら分かるように、この腕時計のモデルは、ベゼルにダイヤモンドがセッティングされたモデルになります。

画像4.png

 フランクミュラーは、ダイヤモンドセッティングモデルの場合は必ず型番の後に「D」という表記がつきます。したがって、ダイヤモンドセッティングのあるモデルで、裏蓋のモデル表記に「D」マークが無ければ「カスタムダイヤモンドセッティング仕様」(後付ダイヤモンド)されたものです。裏蓋の刻印を確認すれば判るのです。以前、「だます」目的で、後から裏蓋に「D」を表記したフランクミュラーが当社に持ち込まれた時がありました。同じ書体の刻印する機械がないのか、…明らかに違和感がある「D」が刻印されておりました。ルーペでダイヤモンドセッティングを確認したらオリジナルとは思えないほどの雑だったので「カスタム仕様」(後付)と判断できました。


 ダイヤモンドセッティングのフランクミュラーは、裏蓋の「D」の有る無しを確認をしてくださいねー。ただ、ブームが去った今は、フランクミュラーをしている人を見かけなくなりました。流行って怖い。

誕生石

パオーン② 先月の象牙の続きでっす

こんにちは、高田屋の森田です。今月は先月の引き続きの「象牙」についてお話いたします。

 まず最初に、先月お話した「象牙」の内容をおさらいします。
国に登録をしていない牙状態の「象牙」は、所持しているだけであれば罰則はありませんが、譲渡および売買を行うと売買行ったその両方に罰則が科されます。罰則は、懲役は5年以下、罰金は500万円以下およびその両方というとても厳しい内容です。したがって、お持ちの方はお気を付けください。といった内容でした。


 国際法とやらは、「種の保全」といった類の罰則は容赦ないですよね。もちろんそれで良いと思います。厳しくワシントン条約で取り締まっても密猟が絶えないのでしょうね。本当に可哀そうです。
 

 さて今月は先月の続きの「象牙」についてです。
昨今、いまだ密猟が絶えない現状から、規制対象外の「牙」ではない製品に対しても売買の管理や取り締まりが厳しくなっているようです。昔から製品としてあった「印章」「置物」「麻雀パイ」などといった加工製品も売買管理が必要になっています。したがって、それらの製品を規制対象以外の材料で作ることが多くなっています。例えば「象牙の印章」は、そもそもお値段が高いため、黒水牛オランダ水牛の角がポピュラーで人気になっており、代替材料としてしっかりと基盤が出来てきたと思います。
 調べていくと規制対象以外の材料として「マンモス」を使われることを初めて知りました。すでに絶滅しているため、「種の保全」の対象外で、もちろん密猟もない…です。逆に貴重なものではないんかーい!って思いました…んが、意外とロシアから手に入るそうです。永久凍土からかしら?www

 

 じつは、象牙だと思っていたら、マンモス!ということがあるかもないかも…らしいです。そこで今月は、象とマンモスの牙の見分け方をお教えしましょう。
 

 1つ目は、マンモスの牙には、ビビアンナイト(藍鉄鉱)という成分が含まれていることが多く、長波紫外線を当てると、その含まれている部分が紫色に発光します。長波紫外線とは宝石用ライトのブラックライトのことです。ただ、一般家庭にそんなもの持っていないですね…。
 

 2つ目は目視でわかるかもです。成長痕(こん)の違いです。
牙は成長する過程に、特有な一定の菱形(ひしがた)の成長痕を残します。樹の年輪のイメージと思ってください。牙を横断面に切った場合、うっすらと肉眼で確認できます。じつは、その特有の成長跡の菱形の角度が違います。

 

下の画像を見ていただけたら分かるように、マンモスは、角度が鋭角でひとつひとつが小さい菱形です。

 鋭角な理由はなんとなく(←なんとなくって…)わかる気がします。ご自身で象とマンモス牙の画像を見てください。マンモスの牙は、すごく曲がって生えています。わん曲がきつい為、細かい成長が必要なのかもしれません。お持ちの象牙の加工品がございましたらぜひとも横断面を確認してみてください。象牙だと思っていたのにマンモスかもしれません。本当の価値の違いは、正直わかりません。ただ、象牙で購入した物がマンモスだったとしても、それはそれで嬉しいかもーです。皆さんはどっちかな?

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