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キュビタスーってどうでしょうか?

こんにちは、高田屋の森田です。10月17日…ついについに発表されました。それは、廃盤になったパテックフィリップのノーチラスの後釜モデル。『キュビタス』

ステンレスモデルで定価は670万円。ステンレスなのに…たっかいなー(笑)。日本正規店では売れてるのかなー…って思い、転売されてないか確認しました。Chrono24という時計販売のサイトで販売を確認しました。今回『キュビタス』モデルは、材質が『プラチナ/皮ベルト』、『ステンレス・ローズゴールド/ステンレス・ローズゴールド』、『ステンレス/ステンレス』の3種類展開です。それ全て転売されていました。

定価670万円のステンレスモデルは…

1,900万円~3,300万円で販売されています。ただし、販売元がアメリカやオーストラリア、香港で、販売元が日本の販売(転売)掲載はありませんでした。それでも…マンション価格ですよ。そもそもに定価自体がとても高いです。そらコピー品が出回りますよね。困ったもんだぜ。

さてさて、今月は、おNewモデルの『キュビタス』をご紹介するの?って、そんなものしませんよ(# ゚Д゚)

色んな時計屋さんが、そもそもの『キュビタス』が手元にないのに、パテックフィリップの公式で発表された情報をコピペして、『アーダコーダ』と批評してますやん。つまらない…。

多くの人の熱が下がったころと、色んな情報手に入ってからしようかと思っています。
では今月は、せっかくなので、パテックフィリップのお話します。新作が出たっていうのに、昔のお話をしたいと思います。先月の日本経済新聞にパテックフィリップの事が書かれていて、『ほへーそーなんだー!』となりましたので、そのお話です。

その内容は、現在の時計には当然のようにある技術の特許を1844年に取得したという内容でした。その技術の話の前に『パテック・フィリップ』の歴史を非常に簡単にお話します。

最初から『パテックフィリップ』という社名ではなく、『パテック氏』と『チャベック氏』の2人のポーランド人で作り上げられた『パテック・チャベック社』という社名でした。その後にフランスの天才時計技師『アドドリアン・フィリップ』と出会います。

その頃のフィリップ氏の技術は、当時の時計業界に大きな革命を起こします。最初の革命は『リューズ式懐中時計』です。その時代の懐中時計の機械の巻上げの方法は、鍵を使って行うのが主流でした。それを、今では至って当然のごとくある部品のリューズを使って巻き上げる方法を生み出しました。この技術によって時計の使い勝手を幅を広げ、同時に時計自体の耐久性と信頼性を飛躍的に高めたそうです。鍵を常に携帯しなければならないという煩わしさ(わずらわしさ)からの解放は、当時、時計を所有している人にとっては魅力的だったでしょう。そんな技術力に魅了されたパテック氏は、フィリップ氏をパートナーに迎え入れます。それから1年後の1845年には、パテック氏が取り組む腕時計にもリューズ巻上げ式時計を発明し、特許を取得するのでした。しかし残念ではありますが、方向性の違いを理由に『チャベック氏』は退社してしまいます。その後、『パテック』氏と『フィリップ』氏は1851年に『パテックフィリップ社』へと改名するのです。チャベックという響きより、フィリップの方が綺麗ですし、結果よかったですね。

ということは、パテックチャベック社時代にでリューズ巻上げという技術の特許を取得したのかな?…その辺のこまかな事は調べれませんでした。

で…お話終わってしまいました。短い…。ならば、せっかくなので『キュビタス』のことをすこーしだけお話しましょうかね。

見た目は、写真をご覧いただきましょう。定番のステンレスモデルで比較しています。

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左が『キュビタス』、右が『ノーチラス』です。

ノーチラスの文字盤と言えば水平方向に浮き彫りのエンボス加工が施された文字盤です。

いつも私は、窓に設置されるブラインドのように見えてしまいます。そして、それも継承され、針やブレスの形状もほぼ同じ。簡単に言ってしまうと全体的な曲線が直線になったといった感じです。もともと大きいサイズだったノーチラスですが、『キュビタス』の直径(10時-4時位置)はさらにおおきくなって、なんと45㎜!大きすぎる(笑)

パテックの人気モデルであるという先入観ではなく、ノーチラスのデザインは、他の高級時計には見当たらないユニークなデザインです。時計デザインの世界で伝説的な存在である「時計界の巨匠」ジェラルドジェンタさんが手がけたものです。まずもって『ノーチラス』という名前は『海底2万マイル』というジュール=ヴェルヌさんの小説に登場する架空の潜水艦『ノーチラス号』から来ており、ベゼルのデザインは、『船の舷窓(げんそう)』からインスピレーションを受けたものです。『舷窓(げんそう)』とは? 船の側面の船体にある小さな窓の事です。では、『キュビタス』は?はっきりした命名の由来はなく、何と‥会長の脳にワードが降りてきたそうです(笑)ほんまかいやw

そして、先に名前がきまり、デザインが後になったというパターンだったそうで、デザインが決まる前から、今後、永く愛される時計になると確信をしたそうです。すごい人の感覚ってすごいもんだなと思います。愛したいけれど…高いのよぉー!

誕生石

宇宙人の存在もありかもしれない

こんにちは、高田屋の森田です。10月24日より開催されています、第76回正倉院展。国宝を見れる機会です。正倉院展の開催期間が短い!明日行こかなーって思ったときには終了しています。今回もそうなりました…。ピエン。今回の展示の中に『ガラスで作られた魚』の『瑠璃魚形』というものがありました。本当に可愛らしい。見たかった…。

②.jpg

いにしえの人の『カワイイ』は、現在と変わらないのかもしれません。カラフルでとても『かわちい』です。

右のお写真が、そのものなのですが、アンニュイなフェイスの魚で、ごちゃごちゃしてしまいがちな鱗などは描かれておらず、良いですね。尾びれの形もかわちい。見ていたら釣りの『ルアー』に似ています。

『瑠璃魚形』は、口元に孔(あな)が開いており、紐を通して腰にぶら下げる飾りだそうです。それは、宮廷において身分の証明となっていたそうです。この風習?文化は、中国からの由来とされているそうです。(正倉院展公表内容)
勾玉(まがたま)っぽいなーっと思いませんでした?私だけ?www
『勾玉』は、遺跡からの出土品の一丁目一番地のような位置づけで日本史の教科で習います。

多くは、Cの字形またはコの字形に湾曲した、玉から尾が出たような形をしており、丸く膨らんだ一端に孔(あな)を空けて紐を通して首飾りとして身につけていました。 形は、カブトムシの幼虫のようですよね。

今回で知りましたが、孔のある一端を頭、湾曲部の内側を腹、外側を背と呼んでいたそうです。 多くは 翡翠で作られ、他には瑪瑙、水晶、滑石、琥珀など多岐の物で作られ、時代によっては土器製の物もあります。

翡翠の勾玉(まがたま)は、古く古代人から愛され、貴重品で、身分の高い人しか持ちえないものでした。

勾玉は、首飾りとして身につけるために孔(あな)が開いているんですよね・・・

ふと思ったのが…翡翠って硬くない?硬いですよね?

ちょっと色々調べた結果をお話します。脱線の予感しましたか?正解ですw前置きが長いのが、私のコラム。しばしお付き合いくださいませ。

皆様、「Out of Place Artifacts」の略称の『オーパーツ』という言葉をご存じでしょうか?

過去に存在したとされる文明や技術に関する物品であり、しかしその時代や文化の技術水準を超越した物をさします。またその存在そのものが科学的な知識や歴史的な事実に矛盾しており、未解決のとして謎として扱われています。未だに解明されない技術や情報が『ぎゅっ』となっており、考古学、歴史学、物理学など多岐にわたりその解明に今後の地球人に対して影響を与えたり、変えたりする可能性があるのではないかと研究がなされています。ただ…、この中には、偽物もありました。(笑)時々、ニュースで事実が伝えられた時は、ちょっと寂しくなっちゃいますよね。

さてさて、『オーパーツ』の有名なものをお伝えします。『オーパーツ』という言葉のイメージが湧くと思います。列挙しますね。

ナスカの地上絵

モアイ像です。

他にもピーリー・レイースの地図などがあります。これは、非常に詳細な航海図なのですが、そこには、まだ発見されていない南極大陸の輪郭などが描かれており、時代背景が合わない大陸の詳細な形が描かれており、めでたくも『オーパーツ』にランクインされています。

次にロズウェルロックという名が付いた『石ころ』です。これは、現在40代から上の世代がおそらく…ハマったであろう未解決事件大好き『Xファイル』でおなじみの『UFO』や未確認生命体の類(たぐい)です。 ざっくり言いますと、UFOが落ちたであろう場所から採取された石だそうで、石から発せられる磁気が奇妙だということです。もっと詳しく知りたい方は、ご自身でお調べください。(無責任w)

しっかし…『Xファイル』…(笑)。ナツイな。www。私個人的には、初期の、気持ち悪い事件に挑むモルダー&スカリー捜査官が好きでした。最後の方はモルダー捜査官が宇宙人に誘拐されて、アメリカ政府の陰謀やらなんやらで複雑な内容になっていった気がします。『Xファイル』をご存じの方は、初期派?後期派?どちらですか?

どんどん話が脱線してしまいましたが、ここでようやく戻ります。

『勾玉』の事ですが、縄文時代、弥生時代、古墳時代…奈良時代にいたるまで、遺跡から多くの翡翠(ひすい)の装飾物、および『勾玉』(まがたま)が出土しています。

ここで鉱物的ご説明をいたします。現在もですが、翡翠は2種類あると思われています。呼び名は『硬玉』と『軟玉』です。写真を見てもらいましょう。

③.jpg

左が翡翠(ひすい)で、硬玉と呼ばれる方で、右がエセ翡翠の軟玉です。軟玉は、翡翠=ジェイダイトではなく、ネフライトという鉱物です。風合いや色が似ているために、同じ翡翠(=ジェイダイト)と思われてしまったのでしょう。

翡翠=ジェイダイト=硬玉は、硬度を表す数字は、モース硬度6.5~7.0です。この値は、硬いという数値です。(モース硬度10=ダイヤモンド)一方、軟玉は、モース硬度5~6です。たった1.5~2.0位の違いですか、実は大違いで、軟玉(ネフライト)は硬玉である翡翠よりも柔らかいのです。構成している主要化学成分も違いますし、見た目の風合いは似ていますが、全く別物です。しかも価格は翡翠のほうがお高いです!縄文時代などの古い時代は、どちらも使われていたかもしれません。
翡翠の『勾玉』ですが、とても硬い鉱物です。原理的に、物質の切断や孔(あな)あけ、研磨などの加工には、加工される物質よりも硬い物質が必要となります。つまり翡翠の勾玉の孔あけには、硬度8以上の物質が必要となります。硬度8以上の物質は、ルビーやサファイヤ、硬度10のダイヤモンドなど極めて限られた物質となりますし、日本国内で産出されない鉱物です。ドリルすな・・・いやドリルなどなかった縄文時代人が翡翠を割ったりせずに見事な孔があけることが出来たことは、実は現在もなお謎なのです。しかもその超高度の穿孔技術やそれに使われた道具は発掘されてもおらず、全くわからないのです。

このことから、遺跡から出土した、翡翠の『勾玉』は『オーパーツ』とされています。

ここで今月は終了~と思ったのですが、もうちょっと調べてみようと、『翡翠の勾玉』で検索しました。『勾玉の謎と真実』という内容のサイトを発見し、…(笑)オモロイと思ったので内容をご紹介します。

はじめに  と題されたあとの文章が以下です

これから公表する勾玉の画像及び私の説は、これまでの勾玉の概念を完全にくつがえすものです。勾玉の謎や真実を知りたいとは思わない。勾玉は何となく身につけていればいいことがあるらしい。その程度知っていればいいと思われる方は閲覧を中止してくださいますようお願いいたします。

えー!こわ!先ほどの『Xファイル』がフラッシュバックw。こんな出だしなら、閲覧中止するわけがないですよね。一気に閲覧しました。

結果ですが…スピリチュアルな世界観でした。

なんと、サイトの主(ぬし)様が写真を撮ると、オーブ(霊珠)が移りこんでくる。そのオーブ(霊珠)の形が『勾玉』の形をしています。動きながら映り込んでくるので、私は勝手なイメージ的には『ウミディグダ』が移りこんだようです。怒られるかもwww

④.jpg

はじめは、なぜそういったものが映りこむことが何を意味しているのか気づかなかったそうですが、その移りこむ勾玉型のオーブ(霊珠)から、自分は勾玉職人の天命を授かったと気づき、お仕事としてはじめたそうです。

とても熱く語ってらっしゃいますし、文章の中には『宇宙』というワードが入りますし、まさに『Xファイル』の世界のようでした。(笑)
サイトでは、勾玉やブレスなどもフツーに販売されています。ご興味ある方はサイトを探してみてください。

神秘的な世界は想像力を掻き立てられ、無限な可能性を感じますね~。楽しい楽しい。

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