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ポケットウォッチの魅力

今年最後のお話は~

ハローハロー!高田屋の森田です!

2022年最後の時計のお話は、先月から引き続きの『ランゲ&ゾーネ』の魅力です!先月は、ランゲ&ゾーネの歴史と全ての種類に共通したランゲ独自のこだわりでした。今回は…私がランゲ&ゾーネ商品で最も大好きなモデルである『ランゲ1』に注目します。
 私は、無難なデザインがいいとか個性的なデザインの方が好きだとかの偏りなく直感で良いな~と思ったものに興味が沸きます。おそらく『ランゲ1』は、後者の個性的なデザインに当たると思います。文字盤のオフセンターに時分針に配置されています。オフセンターに配置されているのにもかかわらず、違和感を感じないのは、なぜなのでしょうか?
なんと!『黄金比』で配置されているからです…って…ってどういうことですか?わら

まず、『黄金比』とは『見た目が美しく、バランスが取れているように感じる比』です。ちゃんと数式によって導き出されていて

(1+√5)/2 → 1.618…(?)  近似値は5:8ですこれなら何となくわかりますね

だそうです。この比率で文字盤上に配置されていて、違和感なく、また美しいと感じるのでしょう。

コメント 2022-11-29 134923-2.jpg

ランゲ1を見ると、印象深いのが『アウトサイズのデイト』ですね。

通常サイズのデイトの大きさの3倍の日付表示でインパクト大です。
ただし、時間は合わせても日は合わせない人(私タイプ)にとっては少し面倒に感じます。

もっと掘り下げる内容があると思っていたのですが…以上です。チーン…
なので、うーん…💡!時計用語についてお話します。
 

『風防』というパーツ用語です。何それ?と思う方もいらっしゃるかもしれません。そのように言わずに『ガラス』というと、どのパーツか思い浮かぶでしょう。
風防とは、文字盤を覆っている透明な板状のカバーのことを指します。なぜ風防と呼ばれるのでしょうか?字のごとく『風から防ぐ』、風による悪影響を防ぐ器具のことを言います。バイクの風除けなども言いますよね…言うらしいですよね(バイク乗ったことないのでわからない私)。ガラスが普及する前は、アクリル素材(合成樹脂素材)を使用していたために『ガラス』という用語として使われなかったのですね。
 時計の風防は、アクリルガラス、ミネラルガラス、サファイアガラスの3つ区分されています。

アクリルガラスは、1940年~1960年代に使用されていることが多く、素材としてはプラスチックです。硬度が低く表面に小傷がつきやすいものでした。アンティーク時計にセッティングされているドーム型の風防です。ガラスといっていますが、プラスチックです。

ミネラルガラスとは、ガラスです(笑)。アクリルガラスの硬度と比べると、断然硬くなりました。最高値が10のモース硬度のうち4~6くらいです。お手頃…というかファッション時計や、お安い時計に使用されています。低コストで加工がしやすい為です。
 サファイアガラスは、材質が無色のサファイアです。もちろん天然のサファイアではありません。天然だと異物混入や、安定的供給が出来ない上に、そもそもコスト高くなります。時計の風防のパーツとして合成サファイアを生産します。ではなぜ、わざわざ合成で生産してでもサファイアを風防に使用するのでしょうか?
硬度の高さが理由だとおもいます。硬度の指標となるモード硬度(最高値10)でサファイアは、モース硬度9です。ちなみにモース硬度10は、ダイアモンドです(笑)
サファイアガラスは、天然ではないですが、合成を生成することもコストがかかります。
したがって高級時計に使用されます。
 ランゲ1の話が短くなったせいではありますが、時計のパーツも調べれば面白いかもしれませんね。2022年のお話はこれでおしまいです
2023年も深くないちょっとした話していきたいので楽しく読んでくださいね~。

誕生石

12月のお誕生石は???

ハローハロー。高田屋の森田です。
個人的には12月は何となく好きな月です。1月が嫌いですね。またこれから1年が始まるって気落ちします。(笑)

 さて、12月の誕生石は『トルコ石』『ラピスラズリ』『タンザナイト』『ジルコン』です。

あとの2つは、去年新しく追加された12月の誕生石です。トルコ石、ラピスラズリは両方とも不透明な石なのに、透明な石が追加されたので…なんだかしっくりきませんが。

それでは、今月お話しするのは、『トルコ石』です。私が好きな『スカイブルー』色です。

多くの人は『トルコ石』は『トルコ』で採れるので、そう呼ばれていると思っているとおもわれます。…が!じつは、『トルコ石』は『トルコ』では産出は、ほぼありません(笑)

こんなにハッキリくっきりと国名が明記されているのにもかかわらず、産出が無い(笑)

『ジャパン石』って石がジャパンで採れない!みたいな(笑)なんじゃそれーですよね。

それではなぜ『トルコ石』に『トルコ』という名前がついたのでしょうか?

 お話に入る前に…先に『トルコ石』は、アメリカでは、『ターコイズ』と呼ばれます。がここでは『トルコ石』としてお話しますね。服などの色を表現するときは『ターコイズカラー』と言って、『トルコカラー』と言いませんね。…ややこしいですね(笑)

トルコ石は、人類が初期に掘り出した宝石の1つです。また、歴史的にトルコ石と関わりの深い地域は2つあります。1か所目は、中近東地域です。エジプト、イラン、イラク等です。『幸運をもたらす石』として尊重されていました。(幸せくださーい)2か所目の地域は、アメリカのニューメキシコ州です。古代メキシコ人は『尊い石』と賞賛し、なんと黄金よりもトルコ石を重んじてきました。現在アメリカでは、アリゾナ州で多く産出されています。
トルコ石の特性はのちにご紹介しますとして、なぜにトルコで産出もない石がトルコという国名がついた名前ができたのでしょう。ここまで引き延ばしましたが、そんな驚くことではない理由です(笑)。その昔、この美しいスカイブルーの石がヨーロッパに輸出される際に、トルコの商人を通じていたためです。買い手であったフランス人が『トルコの石』と呼ぶようになり、定着していきました…とさ。

 イメージとして、トルコ石の品質に違いなんてなさそうでしょ。全部同じ色だし。…私は、正直ないと思っていました。が、調べてみると色々あるそうです。
 今現在もペルシャで採れるトルコ石は、美しいスカイブルーを保っています。ただし、ダイヤモンドやコランダムのような耐久性はないので色が変色します。しかも、同じ場所で同じ時代に産出され同じ条件下でも変色の違いがある不思議な石です。無地のトルコ石もありますが、メイトリックスという黒色から暗褐色の付随鉱物による網目上の模様が入ることがあります。付随鉱物なので評価が下がると思われがちですが、トルコ石のメイトリックスは、入っていたとしても下がることはなく、好みの問題(笑)だそうです。
好みですって。そんな曖昧な基準って…逆に正直(笑)ですやん。見た目の直感。また、天然で掘り出された感じが出ていていいのでしょうかね…(笑)
 

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トルコ石の産出は、ペルシャ産以外では『アメリカ・アリゾナ産』があります。やはり産出があるので歴史的にも永く愛されているようです。

アメリカで産出されるトルコ石の中で採れる場所から特に美しい石には別名があります。それほどネイティブアメリカンに愛され崇拝されてきたのでしょうね。また名前が素敵です『スリーピング・ビューティー』です。

実は、採れる場所が、銅鉱石の採掘する際の副産物として産出されているトルコ石ですが、その鉱山が集中している山脈を遠くから眺めると、まるで女性が寝ているように見えることから『眠れる美女』=『スリーピングビューティー』と呼ばれることになりました。とさ(2回目)
ただ、アリゾナ産はペルシャ産と比べると非常にもろい為に、原石の状態で透明のアクリル樹脂を浸透させてからカットされます。もろいという耐久性の低さだけでなく、実は変色の耐久性の低さもあるために、多くがアクリルによる含侵が不可避となっているようです。

ペルシャ(イラン)やアメリカ以外の産出される場所は、中国です。しかし、非常にもろく、またグリーンがかっているものが多いそうです。グリーンがかっているのは、評価が低くなります。評価の違いがあるのは事実ですが…。例え特品中の特品だとしても、サファイヤやエメラルドのような価格になることはないですし、価格の幅が広いわけでもないと思います。気軽に購入できると思います。

ちょっとしたアクセサリーとしてはトルコ石のスカイブルーは可愛いですよね!私は大好きです!2022年おーしまい。